★この記事でわかること
◇色の検索方法
◇DICカラーガイド"アプリ"の特徴と料金
◇DICカラーガイド"アプリ"の最新アップデート
●アプリ名:DICカラーガイド
●アプリ作者:DIC Corporation
●対応OS:iOS
●評価:
●料金:無料(アプリ内課金あり)
今回は色の検索ができるアプリ"DICデジタルカラーガイド"を解説。
最初の章でカラーガイドを知らない方へカラーガイドを説明します。
もう知っているよーという方は、"DICデジタルカラーガイド"アプリの章から読んで頂ければ幸いです。
カラーガイドは色の識別番号を伝える際の必需品
カラーガイドは印刷会社とイラストレーターの現場で色の識別番号を指定するときに使われます。
デザインの現場では、相手へ正確に「この色でお願いしたい!」と伝える際、カラーガイドは必須になります。
カラーガイドの種類
カラーガイドは大きく2種類あります。
アメリカのインク会社が提供するPANTONE、日本のインク会社が提供するDICです。
この内、日本のデザイン現場ではPANTONEよりも、DICのカラーガイドが指定されることが多いです。
その際はDICのカラーガイドから色を選び、担当者とのやりとりで扱います。
DICカラーガイドは日本における色見本帳の決定版
(画像引用:DIC公式)
DICカラーガイドは日本におけるシェア率は90%を占めています。
色見本帳として2,230色の色情報を網羅しており、製品の元になる基材の色を模倣しています。
インクの配合値を確認したり、写真・画像からの色の検索機能が使えます。
下記はDICカラーガイドは活用現場です。
DICカラーガイドがよく使われる現場
◆印刷・出版
◆服飾・アパレル
◆建設・設計
◆デザイン専門学校
上記のビジネス業界や教育分野で幅広く利用されています。
主な目的としては画像から色見本を作ったり、色の検索・情報共有をするのに日夜使われています。
DICデジタルカラーガイドを解説
"DICデジタルカラーガイド"のメリット
(画像引用:DIC公式)
今回ご紹介する"DICデジタルカラーガイド"はこれらの機能を包括的にまとめたアプリです。
冊子をめくる手間がないので、遠隔で色について話す際の不便さが解消されます。
"DICデジタルカラーガイド"アプリの主な特徴
- 約2500色の中から好きな色を選んでストックし、伝達、共有できるカラーコミュニケーションツール
- DICカラーガイドの色を印刷で再現するためのインキ配合比を確認可能
- 撮影した写真画像から、近似するカラーガイド色を検索できる(有料サブスクリション)
- 使用したい基材(各種用紙、金属、フィルム)にDICカラーガイドの色を印刷した際の視覚的質感を確認可能
- カラーライブラリ『伝統色シリーズ(日本・フランス・中国)』でそれぞれ色名やその由来などを調べられる
デザイナー以外の方でも仕事・趣味で色を扱ったり、考えたりする方にはまさに必携といえる内容です。
写真画像の検索は有料のサブスクリションとなっています。
検索・カメラ機能(1年間) | 2,000円/1年間 |
検索・カメラ機能(1か月) | 300円/1ヶ月 |
検索・カメラ機能(6カ月) | 1,200円/6カ月 |
2023年7月31日まで、どのプランも1ヶ月無料のキャンペーンをやっています。
"DICデジタルカラーガイド"最新アップデートでの変更点
2023年2月6日の大幅なアップデートで、アプリの仕様に変更がありました。
色の識別番号を確認するのは無料ですが、写真画像からの色の検索など一部機能が有料になります。
下記にアップデートの変更点をまとめました。
”DICカラーガイドアプリ”2023年2月6日のアップデート変更点
・iPhone版とiPad版を統合
・Appearance(外観)機能に表面のエンボス※1表現を追加し、より具体的に最終製品のイメージが確認が可能
※1.エンボスとは紙や金板に凹凸のある版を押しつけて、図形や模様を表現する加工法
・キャリブレーション機能の更新
キャリブレーションカード※2を用いて撮影することで、太陽光・室内の蛍光灯・LED など
様々な光源下であっても標準光源(D50)下と同じ色に変換することが可能
※2.キャリブレーションカードは、別途DIC グラフィックスの購入サイト(DIC カラーストア)より購入できる
・色検索のアルゴリズム変更で、より人間の感覚に合った色検索の実現
・従来の「 sRGB 」よりも 35 %大きい色空間を持つ「 Display P3 」に対応し、ディスプレイ上の色表現 の精度がより向上※3
※3.推奨機種: iPhone 7 Plus 以降、 iPad Air ( 第 3 世代 以降)DisplayP3 に対応していない機種では、高精度で表示できない色がある
(画像引用:DIC公式)
今回は主にキャリブレーション機能が大幅にアップデートされました。
様々な光の下で撮影した写真でも、通常の光の下で撮影した色として検索できるようになっています。
色の表現力が大きく向上して、現場でより使いやすいアプリに進化したといってよいでしょう。
"DICデジタルカラーガイド"使い方の解説動画
なお、DICカラーガイドの公式HPでは最新アップデート後の使い方を解説しています。
エンボス加工・写真画像から色の検索・キャリブレーション機能をそれぞれ動画でわかるようになっています。
とても分かりやすく解説されているので、コチラからぜひご覧ください。
DICカラーガイドはYouTubeで使い方の公式解説動画もあります。
少し前の動画でアプリの最新アップデート後とは違う点がありますが、これから初めて使う方は是非、チェックしてみてください。
まとめ
今回は最新アップデートされた"DICカラーガイド"アプリを解説しました。
"DICカラーガイド"アプリは色を扱う人にとって、適切なコミュニケーションがとれる可能性が大いにあります。
色を扱う、考える業界の方でまだ利用されていない方は是非、チェックしてみてください。
これ以外にもビジネスに役立つスマホアプリの記事を沢山書いています。
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