楽天モバイルは海外で2GB以上使うと高額請求？どんな人がおすすめなのか徹底解説！

日本国内の各通信キャリアは海外旅行向けに国際ローミングサービスを提供しています。

そのなかでも、楽天モバイルは国際ローミングの追加料金がかからないキャリアとして有名。通常、ドコモやau・ソフトバンクなど3大キャリアの国際ローミングは800～980円/日ほどかかります。

 

（画像引用:楽天モバイル公式）

ただ、楽天モバイルは2GBまで追加料金なしで72の国と地域で国際ローミングが利用可能！筆者も海外用のサブ回線として、月額1,078円の楽天モバイルをeSIMで契約しています。

ただし、海外で2GB以上のデータ容量を使う方が、通信制限にかかって1GB/500円でチャージをしていくと、楽天モバイルの国際ローミング料金は高額請求される可能性も。

 

当サイトでは、あらためて楽天モバイルの海外ローミングサービスを徹底調査しました。海外でスマホを使う場合、楽天モバイルはどんな人におすすめなのか、そして海外でのスマホ通信料金が高額請求にならないコツをを解説します。

 

また、YouTubeチャンネルでも楽天モバイルの海外ローミングについて紹介した動画を公開中です。映像で確認したい方は、ぜひ併せてご視聴ください。

↑当サイト公式YouTubeチャンネル『App Chan TV』楽天モバイルの海外ローミングをチェック

 

 

楽天モバイルの海外ローミング概要 | 2GB以上は高額請求になる？

（画像引用:楽天モバイル公式）

まずは楽天モバイルの国際ローミング（以下、海外ローミング）について、概要を解説していきます。

楽天モバイルの最強プラン：海外ローミングの概要
月額料金	0~3GB：1,078円 3~20GB：2,178円 20GB~無制限：3,278円
契約事務手数料	0円
海外対応国	72ヵ国
低速時の 最大速度	128kbps
データチャージ	1GB/500円
データチャージの 有効期限	31日間
契約期間	なし
解約金	なし

楽天モバイルの海外ローミングは、データ通信量2GB以内なら国内の通信料金に含まれます。

 

 

別でSIMカードやWiFiを契約することなく、海外でそのままインターネットに接続できるため手軽に利用できます。

それでは、楽天モバイル"海外ローミング"の特徴を見ていきましょう。

 

海外ローミングは72ヵ国で利用可能

楽天モバイルの海外ローミングは72ヵ国の地域で利用可能です。対応国数は他の通信キャリアに比べて少ない方ではありますが、日本人旅行者の多い渡航国はほぼ対応しています。

楽天モバイルの海外ローミング対応国は以下のとおり。

 

上記の対応国以外では楽天モバイルは使えません。利用不可の地域に渡航する場合は、サービス単価が安く、完全オンライン完結で準備がラクな海外プリペイドeSIMサービスがおすすめです。

海外旅行におすすめ！プリペイドeSIMアプリ10選の評判を調査して比較解説

海外用eSIMは最短15分程で開通できる速さと、スマホ設定だけで利用できる手ごろさがあります。現地の通信事業者のデータ通信をそのまま使えるため、レンタルWi-Fiよりも速度が速いのも特徴。 海外旅行は ...

続きを見る

 

2GB以上利用するならデータチャージは1ギガ500円で可能

楽天モバイルの海外ローミングは2GBまで無料で、データ超過後は最大速度128kbpsに低速化します。

低速でも問題なければ、そのまま使えますが、高速通信に戻す場合は1ギガ500円です。

追加容量	チャージ金額※
1GB	500円
2GB	1,000円
3GB	1,500円
4GB	2,000円
5GB	2,500円

※チャージ料金は不課税。

 

有効期限も31日間あるため、1GB/500円/31日を他の海外用プリペイドeSIMと比較すると格安といえます。

通信サービス	1GBの料金	日数
楽天モバイル	500円	31日間
トリファ	約700円	7日間
Airalo	4.5$（約680円）	7日間

通常、プリペイドeSIMサービスは国ごとに料金が異なりますが、楽天モバイルはどの国も共通で1GB/500円です。

一般的にデータチャージは高くつくと考えがちですが、海外向けの1GBプランとしては非常に安価でしょう。

 

国際電話・SMSの料金 | Rakuten Linkアプリで無料通話ができる

楽天モバイルは海外から日本への通話時にRakuten Linkを利用すると、国際電話料金が無料です。

ただし、条件によってRakuten Linkが使えない場合もあり、料金がかかる可能性もあります。

 

以下の表は海外でRakutenLinkの国際電話を使う場合に、料金がかかるのかわかる条件表です。自分の利用状況に応じてご確認ください。

国際通話・SMSは自分がRakuten Linkを使用しても、相手がアプリを使用していなければ、無料ではないケースがあります。また、iPhoneは相手がRakuten Linkアプリではないと、国際電話の着信・SMS送受信にRakuten Linkが使えません。

ちなみに楽天モバイルのSMS受信はRakuten Linkを使わずとも完全無料。SMS送信はデフォルトSMSアプリだと料金が発生するので、Rakuten LinkでSMS送信を使える条件であれば、利用する方がお得です。

 

日本国内の通信ブランドで国際ローミングが追加料金0円は楽天モバイルとahamoのみ

日本の通信ブランドで国際ローミングが無料なのは楽天モバイルとahamoのみです。楽天モバイルとahamoの海外サービスの違いについては下記をご覧ください。

 

楽天モバイルは、無料で使える範囲のデータ容量が2GBと少ないですが、国内の通信量と合わせて月間3GB以内なら月額1,078円に抑えられます。

また、ahamoと違って利用期間の制限もないため、渡航期間が2週間を超えても利用可能です。

海外で利用するために楽天モバイルかahamoどちらを契約するか悩んでいるなら、結論、下記のポイントを押さえて判断しましょう。

 

上記に当てはまらない方は楽天モバイル・ahamoでの海外通信は推奨できません。海外用のプリペイドeSIMやレンタルWiFiを検討しましょう。

 

海外で楽天モバイルの利用がおすすめの人

結論、楽天モバイルの海外ローミングをおすすめしたい方は下記の方です。

順番に解説していきます。

 

楽天モバイルを毎月3GB以上使っている方

楽天モバイルの最強プランは段階制のプランで、3GBまでは1,078円、3GB~20GBは2,178円、20GB以上は無制限となり3,278円です。

すでに毎月3GB以上使っていて、最低料金である1,078円に抑えることを気にしなければ、2GBまでは海外ローミングを自由に利用可能！

ただし、2GBを超えたら低速化するため、ヘビーにインターネットを利用するなら現地のWi-Fi環境を上手く活用する必要があります。海外用の通信サービスを別で検討している場合は、それまでの繋ぎとして使うのもありでしょう。

 

国内・海外で楽天モバイルのデータ通信を合計3GB以内で抑えられる方

楽天モバイルは国内・海外でも合算で3GB以内なら1,078円で海外でのローミングは無料となります。

一般的に、海外では余程の使い方をしないかぎり、1日のギガ使用量は平均0.3~0.5GB未満です。

下記の用途別、海外でのギガ使用量の目安を参考にしてみてください。

	300MB/日	500MB/日	1GB/日
WEBページ閲覧	370ページ	750ページ	1400ページ
MAP閲覧	40分	1時間30分	2時間50分
メール	120通	240通	470通
LINEトーク	7500通	15000通	28000通
LINE音声通話	5時間	10時間	18時間40分
インスタグラム投稿	20回	40回	75回
YouTube8480p)	30分	60分	113分

（参考:GLOBAL WiFI公式）

海外でよく使うであろうWEBページの閲覧やMAP検索・LINEでの連絡は300MB/日もあれば充分です。

ホテルやゲストハウスにWi-Fiもあるため、少量データで抑えられるなら、楽天モバイルの2GBまで無料は非常に力強い回線といえます。

 

海外で最大128kbpsの低速になっても問題ない方

楽天モバイルは海外ローミングで2GB使い切ると最大速度128kbpsの低速になりますが、実質無制限で利用可能。

LINEのトークくらいであれば通信速度が128kbpsでもギリギリ送信できます。もちろんWi-Fi環境下なら、楽天モバイルの通信速度ではなく、Wi-Fiの高速通信でインターネットが可能です。

普段はWi-Fi環境下にいたり、低速になっても外ではLINEが送れれば問題ない方には、無料で使える楽天モバイルはおすすめといえます。

 

海外で楽天モバイルの利用がおすすめではない方

楽天モバイルの特徴から、海外ローミングをおすすめしない人は以下の方です。

おすすめしない人も順番に順番に解説していきます。

 

渡航国が楽天モバイルの対応ではない

楽天モバイルの海外ローミング対応国は、世界72ヵ国^※で他の通信キャリアの国際ローミングに比べると少ない方です。
※2023年12月時点の情報。

そもそも、渡航国が楽天モバイルの海外ローミングに対応していない場合は、海外プリペイドeSIMやレンタルWiFiなど別のサービスを使う必要があります。

事前に渡航国で楽天モバイルの海外ローミングが対応しているか確認しておきましょう。

 

海外でも大容量データ通信でインターネットをしたい

海外でもデータ容量を気にせずにインターネットを利用したい方は、楽天モバイルはおすすめできません。

楽天モバイルは2GBまでしか無料で利用できず、その後は1GB/500円でデータチャージして課金するしかないです。

1GB/500円/31日間有効は31日間で見たら安いですが、すぐに通信制限にかかってチャージを繰り返していけば高額請求になってしまいます。

 

 

海外プリペイドeSIMでデータ容量無制限プランを提供するHolaflyと料金比較してみましょう。下記の料金は韓国で利用した場合です。

7日間以内なら20GB以上、15日なら25GB以上のデータ容量を使えば、海外プリペイドeSIM"Holafly"の方が安くなります。

データ容量をたくさん使いそうなら、Holaflyであれば使ったデータ量も関係なく定額制なので安心です。

Holaflyは下記記事で解説しています。海外でもデータ容量無制限でインターネットを使いたい方は確認してみてください。

HolaflyのeSIMを使ってみた！評判・口コミや体験を元に徹底解説

Holafly（オラフライ）は世界180ヵ国に対応する海外旅行向けのプリペイドeSIM。180ヵ国のうち、120以上の地域で無制限のデータプランを提供しているのが魅力。 24時間の日本語(自動翻訳）チ ...

続きを見る

 

複数人で海外向け通信サービスをシェアしたい

楽天モバイルはテザリングに対応していますが、2GBまでしか無料ではないため、複数人でシェアするとすぐに通信制限にかかってしまう恐れがあります。

複数人（特に3人以上）で毎日インターネットを共用するなら、5台~10台の同時利用ができるレンタルWiFiの方がよいでしょう。

レンタルWiFiの相場は1GB/日で750円～950円、データ無制限で1,000円~1,700円/日です。そのため、一人で使うなら高い料金になりますが、複数人で割り勘できるなら1人当りの単価は下がります。

逆に、1人旅行や仲間内で通信費を割り勘しないなら、低価格で高速通信できる楽天モバイルの最強プランがおすすめです！

 

\ データ無制限&節約対策ができる二刀流eSIM /

楽天モバイルの公式サイト

✓最短15分の高速開通

 

楽天モバイルの海外ローミング利用方法

楽天モバイルの海外ローミングの設定方法を解説します。

主な流れは下記のとおり。

それでは流れにそって解説していきます。

 

my楽天モバイルで海外ローミングをONにする

まずはmy楽天モバイルで海外ローミングの設定をします。

 

楽天会員のIDとパスワードでログインします。マイページ移りましょう。

 

下にスクロールして「契約プラン・オプション設定」から「海外ローミング（データ通信）」がONになっていること確認します。 なっていなけば、ONにしましょう。SMSも利用すなら、国際電話・国際SMSもONにしておきます。

上記で日本にいる間の海外ローミング設定は完了です。

 

飛行機に乗る前に機内モードにする

日本の空港から飛行機で旅立つときにスマホを機内モードにします。これは電子機器を機内に持ち込むための法律第164条で定められた条件です。

機内モードは以下の手順でおこないます。

設定アプリから「機内モード」のスイッチをONにしましょう。（上記はiPhoneの画面ですが、Androidでもほぼ同様の作業です）

 

現地に着いたらデータローミングをONにする

現地に着いたら、機内モードを解除しましょう。

楽天モバイルのモバイルデータがONになっていることを確認し、データローミングをONにします。

 

iPhoneでデータローミングをONにする

設定のモバイル通信から楽天モバイルを選択し、モバイルデータがONになっていることを確認。データローミングもONにします。

渡航国で楽天モバイルを使ってインターネットに自動接続されるようになります。

 

AndroidでデータローミングをONにする

設定のネットワークとインターネットから、「SIM」→「楽天モバイル」の回線を選択します。

 

モバイルデータがONになっていることを確認。ローミングもONにします。

渡航国で楽天モバイルを使ってインターネットに自動接続されるようになります。

 

よくある質問

楽天モバイルの海外ローミングについてよくある質問をまとめました。海外渡航で楽天モバイルの利用を検討している方はご覧ください。

 

海外で楽天モバイルを2GB以上使っても高額請求にならない方法は？

海外で楽天モバイルを2GB以上使っても、最大速度が128kbpsに低速化されて高額請求にはなりません。

ただし、1GB/500円のデータチャージを何度もすると高額請求になります。

2GBでは足りない方は別の海外向け通信サービス（プリペイドeSIM・レンタルWiFiなど）を検討しましょう。

 

海外で2GB以上を高速通信で使いたいときのデータチャージ方法は？

2GB以上を海外で利用して低速になった場合、my楽天モバイルで海外ローミングのデータチャージが可能です。

 

my楽天モバイルの「データチャージ」からお好きなデータ追加量を選んで購入しましょう。

購入後はデータチャージが即時完了し、低速が解除されます。

 

海外で楽天モバイルが繋がらない場合は？

第一に楽天モバイルが渡航国に対応していない場合はインターネットに接続できません。

また、海外ローミングの対応国で楽天モバイルが繋がらない場合は、my楽天モバイルの海外ローミング設定を確認しましょう。

設定が問題ない場合、一度、電源を再起動したり、機内モードのオンオフを試してみてください。

 

テザリングは利用できるの？

楽天モバイルでは海外でもテザリングに対応しています。

 

帰国時にすることは？

帰国時は日本で海外の電波をキャッチしないように、iPhoneでは「データローミング」、Androidでは「ローミング」をオフにしておきましょう。

 

楽天モバイルで契約するならSIMとeSIMどっちがよいの？

楽天モバイルはSIMとeSIMどちらも契約可能です。

ただ、楽天モバイルのeSIMはeKYC（オンライン本人確認）の審査なら、ウェブ完結の申し込みで最短15分で開通します。

すぐにでも海外で楽天モバイルを利用したい場合はeKYCを使ったeSIMの契約がおすすめです。

また、eSIMをサブ回線として契約すれば、国内用SIMのメイン回線とデュアル回線として同時利用可能です。

eSIMは対応機種があるので下記記事で詳しく解説しています。

【2024年最新】iPhone・AndroidがeSIM対応かどうか確認する方法

  2023年にアメリカで発売されたiPhone15シリーズはSIMスロットがなく、eSIMオンリーになっていて度肝を抜かれた方も多いかもしれません。 日本でも、eSIMは現在スマホ通信を使 ...

続きを見る

 

まとめ

この記事では、楽天モバイルを海外で2GB以上利用しても高額請求になるのか解説しました。

海外で使うデータが少量なら、楽天モバイルの海外ローミングは非常に安価で魅力定なサービスといえます。

条件に合えば、ぜひ楽天モバイルで海外旅行のスマホ通信を利用してみましょう。

 

\ データ無制限&節約対策ができる二刀流eSIM /

楽天モバイルの公式サイト

✓最短15分の高速開通

 

【2024年】無料で安全に使える！おすすめのフリーWi-Fiアプリ5選

★この記事でわかること ◇フリーWi-Fiの危険性と安全に使う方法 ◇おすすめの無料Wi-Fiアプリ   外出中にどうしてもWi-Fiの接続が必要になることってありますよね？ 海外で旅程の確 ...

続きを見る

電話番号付きは必要？韓国旅行はWiFiとSIM・eSIMどっち？【2024年】

悩む人 韓国に行くんだけど、スマホのインターネット接続どうしよう...現地のWi-Fiは使えるのかな？それとも日本でSIMやレンタルWiFiを準備していった方がよい？韓国でお店を予約するとき電話番号が ...

続きを見る